北九州市立大学文芸研究会のブログ

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4日目

 月曜日が先ほど臨終しました。強敵でした。"最後"とは言えども、やはり月曜日は月曜日です。グレゴリオ暦を使用して生活しており、なおかつ日曜日を休息の日とし、月曜日を仕事の日ないしは一週間の始まりだと捉えている人間にとっては、「ブルーマンデー症候群」というものがあることからしても、月曜日というものは憂鬱の曜日です。たとえそれが大晦日であろうと元日であろうと変わりはありません。

 私も、中学高校、そして現在の大学に至るまで、月曜日は憂鬱でした。基本的に私が活発になるのは休息日である土曜と日曜のみであり、この二日間は、私が私でいられるまたとない機会の時間でもあるのです。

 今まで食べてきた食パンの数よりも、私は人を殺していると思います。

 そもそもパン食ですらありませんが。

 

 ところで、あなたが初めて人を騙した時を思い出してみてください。どんな気持ちでしたか?

 やはり優越でしたか?

 それとも良心の呵責がむやみに働きましたか?

 

 どちらでもいいのです。私がとやかく口を出せることではありませんし。

 

 でも、少なくとも私は「最高に楽しかった」のです。

 

 生命を生物から奪うという行為自体は、人間に限らず幼少の頃からやっていました。子供って、残酷ですよね。平気で自分よりも小さい生物の生殺与奪を操るどころか、握りつぶすわけですから。巨人が人間を食べるのも、そうした純粋な理由からだったりするのでしょうか?

 

 高校において私は自分の地位を確立させるために人を殺し、そしてそれを保つために人を脅してきました。

 そして、この前は言及しませんでしたが、騙してもいたわけです。

 

 ここで概念的な話でもしましょうか。

 

 あ、いや、やはりそれはやめておきます。脱線したら戻すのがとても難しい。

 今度話すことにします。

 

 

 そんなこんなで色欲です。luxuria。lustですね。

 ただ、ぶっちゃけた話、こればかりは動機というよりも手段に近い。

 

 色欲を使って人を翻弄し、騙してきたわけです。

 

 ひとによっては、脅しつつ騙したりしていましたね。まさに飴と鞭!

 

 でも、やっぱりその時は人を殺した後でしたので、人を騙した時の快感は、思ったほどには得られませんでした。

 むしろ殺害欲求が強かった。人を殺す。将来そうなるかもしれないあなた方に忠告しておくと、あれは一種の麻薬です。

 

 人の味を覚えた鮫のようなかんじです。人肉を食さないまでも、あれはかなり禁断症状も依存性も強いです。

 

 連続殺人鬼が生まれるのも納得です。私の友人にも、それを生業とする人間がいますが、彼女いわく「セックスよりも気持ちいい」とのこと。

 

 セックスの経験は意外にもありません。色欲で騙したとは言いましたが、そこまで至る前に、みんな満足してしまい、騙すことに成功してしまうのです。

 セックスの意味範囲が人によって違うため、私がこれまでやってきたことも、見る人によっては立派なセックスとなるのでしょう。

 

 

 そこはもう、自由です。私の知るところではありません。

 

 "最後"と言えども、やはり火曜日はなんとなく居心地が良いですね。

 ただ「過ごす」ということこそが、月曜日に対する最大かつ唯一の攻撃手段なわけですが、どうもその攻撃をする最中に、月曜日の攻撃によって体を毒され操られ、遂には身を投げてしまうようです。

 

 身を投げる。すなわち自殺するということなのですが、死ぬのなら、もう少し有意義に死にたいものですね。