読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

北九州市立大学文芸研究会のブログ

北九州市立大学文芸研究会の「新」ブログです。移行したのです。旧ブログはこちら→ http://blogs.yahoo.co.jp/bungeiken8105

一日目

 私は罪を犯してきました。それはもう、数えきれないくらいには。数えきれないくらいの罪を犯してきながらも、それらの罪を自分なりにカテゴライズしてみれば、不思議な事に七つの種類に分けられるのです。

 カテゴライズするにあたって、様々な要素を考慮に入れました。犯罪の形式に始まり、動機、被害を与えた程度等、さまざまなものを。

 

 ある意味、「終わり」へと向かっているのです。

 

 綺麗な終わりを迎えるにあたって、私はこれから罪の告白をしていきます。

 

 どんな罪かと言われると、少々回答に困りますね。カテゴライズしても七種類しか罪を犯していないのですから、大罪人と呼ばれるには値しないでしょう。

 さらに言えば、特段頭がずば抜けているわけでも、運動神経が優れているというわけでもありません。交友関係も乏しいです。

 強いて言えば、このブログを乗っ取って、記事を書いているぐらいでしょうか。いささか、そういった技術には長けていると自負しています。

 

 単純な話、私の中には悪魔が潜んでいます。

 

 今まで犯してきた罪の、全ての原因が悪魔にあったと、全ての元凶が私の中の悪魔であったと、私はそう言いたいわけです。

 非科学的な事象は、今となってはほぼ見向きもされませんが、私のような事例がれっきとして"存在している"ことぐらいは、知ってほしいのです。別に覚えてもらうまではありませんよ。ただ、信じて欲しいだけです。

 

 さて、七種類の罪といえば、やはり連想されるのはキリストのカトリックにおける「七つの大罪」でしょうか。七つ、言えますか? 別に今言っていただかなくても結構。これから私が説明します。私が犯してきた罪というのは、どういう偶然か、この七つの大罪が関係しているように思います。こう思い始めたのは最近ですが、やはり潜在的に、無意識下ではそう考えていたのでしょう。そして私にとってこの七つの大罪は、いわば動機段階に過ぎません。犯罪とは、無差別であれなんであれ、精神病でもない限りは、必ず動機が存在します。みんなそれを明かさないだけなのです。ともすれば、自分自身でも、その動機についてきちんと理解していないかもしれません。「ムシャクシャしたのでやった」とはかなりワンパターンであるまたベターな動機の供述ではありますが、突き詰めればもっと詳しい動機が出てくるはずなのです。それをどうして引き出せないのか。警察連中にはほとほと呆れます。まあ、主観ですが。

 私の場合、傲慢があって罪が発生し、色欲があって罪が発生し、と言った感じで、いわば七つの大罪それ自身が私の犯罪目的でありました。暴食だからやった。怠惰だからやった。憤怒したから殺した。そう、殺したのです。私は人を騙し、殺し、脅し、奪いました。ええ、人そのものを奪いました。後に殺しましたが。

 

 始まりは高校時代です。今からおよそ三年前になります。

 私は成績上位者でした。まあこの辺で色々と、このブログの読者との価値観の乖離が見られる頃でしょうか。いえ、別にあなたの学歴を馬鹿にしているわけではありません。学歴が良かろうが悪かろうが、それはあってもなくても同じことです。

 その時まで私は学年二位の成績保持者でした。当然、一位の人間がいるわけです。それはわかりますね? いえ、決して馬鹿にしているわけでは。

 言ってしまえば、そいつが心の底から憎かったのです。

 つまりは「嫉妬」。invidiaであり、envyです。

 もっと言えば、羨ましかった。

 

 

 だから殺しました。

 

 そして、私が一位になったのです。

 

 

 これが始まりです。

 

 

 ごめんなさい、本当は最後の金曜日である25日からこのことは書きたかったんです。

 なぜって、それが本当の本当に、"最後"の金曜日だったから。

 もっと言えば、"最後"土曜日すらも儚く消え去りました。悔やむべきことです。時間がない。

 

 だから続けてもう二日分書くことにします。

 

 これは、嫉妬による犯罪を覚えた私の物語です。